遺言書の基礎知識 - トラブルのない遺言のコツ②-予備的遺言も書く

 遺言において法的な要件をクリアし、かつ遺産分割方法を明確に定めた場合でも、遺言者より先に推定相続人
や受遺者の方が亡くなってしまうことは珍しいことではありません。

 そのような場合、その相続人や受遺者が受け取るはずだった財産は、どうなってしまうのでしょか?
 推定相続人の代襲者や受遺者の相続人が、その財産を受け取ることになるのでしょうか?

 答えは否で、このような場合推定相続人や受遺者に財産を与える遺言は無効となってしまいます。

 そして、それらの財産の処分については、その他の相続人による遺産分割協議を行うことが必要となります
 このような場合に備え、遺言を行う時には予備的な遺言も作成しましょう。
 「○○には、以下の財産を相続させる。 相続時に○○なき場合は、○○の子□□に相続させる。」
というように、予備的な遺言をしておけば万一の場合にもトラブルのない相続が期待できます。

   同様の理由で、夫婦相互の遺言もお勧めです。

 日本人は平均的に女性の方が長生きですが、どのご夫婦も必ず奥様の方が長生きであるとは限りません。
 先に奥様が無くなり、旦那さまのほうが長生きである場合も珍しいことではありませんので、夫婦相互遺言も
必要です。

   次は、「トラブルのない遺言のコツ③-遺言執行者を指定する」です。

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